日常生活をはじめ、仕事など様々な場所にストレスというものがあります。ストレスを放置すると、身体や精神に支障をきたし、日常生活や仕事を健全に、順調にこなすことができないといったことになりかねません。そのようなことを防ぐためにも、ストレス・マネジメントが非常に重要です。ストレス・マネジメントを行うと、ストレスと適切に付き合うことが可能です。ストレス・マネジメントは、セルフモニタリングとストレスコーピングの二つの段階に分かれますが、このいずれにおいてもストレッサーとストレス反応、そしてコーピングの方法と種類が重要となります。ストレッサーとは、ストレスの原因のことを指していますが、人によって何がストレッサーとなるかは異なります。

主には身体的なものをはじめとして、心理・社会的、物理的、科学的、生物学的なものの5つに分けることが可能です。ストレスの原因によって、避けることが簡単なものもあれば、そうでないものもあります。ストレス反応とは、ストレスを受けた際の心身に起こる変化のことです。身体的な変化と心理的な変化、そして行動的な変化の三つに分けることができます。ストレス反応は正常なものですが、慢性化すると危険です。コーピングとはストレッサーやストレス反応に対する対処法のことであり、大きく三つに分けることができます。ひとつが直面している問題を直接解決する問題焦点型コーピングであり、二つ目が問題によって生じた感情や考え方をプラスに変える情動焦点型コーピング、そして最後がストレス反応に対処するストレス対処型コーピングです。これらの種類を把握し、状況などに合わせて使い分けるとよいでしょう。