業務量の多さによるストレス対処法
個人でできるストレス・マネジメントとして、職場で抱えている業務量が多い場合を例に挙げて考えていきます。まずは、自分自身の置かれている状況について冷静に分析ができるよう、ストレスに関する様々なことについて、箇条書きで書き出していきましょう。今抱えている業務の量や内容、期日、誰から割り振られるのかなど、複雑なことでも見える化をすることで、客観的に分析しやすくなります。次に、コーピングについて考えていきます。問題に直接的にアプローチする方法としては、上司に業務量についての相談をしたり、他の人へ仕事を割り振ったり、他部署への異動などが挙げられます。
また、認知の方法を変えるというコーピングもあります。業務量が多いイコール悪いことと捉えるのではなく、他の面にも目を向けていく方法です。この場合では、業務量が多い状態は、仕事の効率化を考えるチャンスと捉え、キャリアアップにつなげていくような考え方などが挙げられるでしょう。さらに、発散型のコーピングには、運動や旅行、カラオケなどで思いっきりストレス発散する方法や、マッサージなどでリラックスする方法などがあります。その他には、趣味に没頭したりする時間も、コーピングとして効果が期待できます。いずれも、ストレスの原因となっている職場とは距離を置いた環境の中で行うコーピングです。心身ともにリフレッシュし、抱えているストレスを外に追い出すことで、バランスを保っていくことができます。